ソフト闇金で月1割は安い・高い？

■月1割の利息とは？
ソフト闇金は貸金業法や銀行法などの法律に従うことなく、闇で運営されています。
そのため、銀行法や貸金業法、出資法や利息制限法などの法令のルールは一切守られていません。
本来、貸付利息は法令上の上限が設けられていますが、ソフト闇金は一切無視です。
適法な業者では借りることができない返済能力の低い人、すでに多額の借金を背負って返せなくなっている人などにも貸すので、利息が非常に高金利です。
10日で1割、2割は当たり前の世界ですので、いかに貸してくれるといっても注意しなくてはなりません。
これに対し、利息制限法では最大でも、10万円までの貸付で年利20％が上限です。
適法な業者なら年間で2割のところ、たった10日で2割の利息を払うのですから要注意です。
この点、ソフト闇金で月1割の利息を掲げていたら、良心的だと思いましょう。
たとえば、10万円借りた場合に月に1万円の利息で良いということです。
正当な業者なら、利息制限法の違反となり摘発されるレベルですが、10日で1割の業者の場合、1ヶ月借りたら単純計算で少なくとも3万円の利息が発生するので、3分の1で済みます。

 

■手数料に注意
ソフト闇金は金利が高いだけではなく、手数料もかかるのが一般的です。
貸金業者や金融機関は利息を収益源にしており、個人向けのカードローンなどで利息以外の手数料は請求しません。
利息の内訳として保証料などが含まれていることはありますが、利息制限法によって上限が設けられた利息の支払いのみがコストです。
これに対し、ソフト闇金では高金利に加えて、1回の借入につき、3,000円から5,000円程度の手数料の支払いが必要です。

 

■先取り方式
ソフト闇金では、手数料および利息も先取りするケースが多いので、注意しましょう。
たとえば、月1割の利率で、手数料が5,000円のソフト闇金に10万円借りたいと申し込んだとします。
ほかの借金の返済のために10万円が欲しかったとしても、希望通りにはなりません。
手数料と利息1万円を先取りされ、8万5,000円しか入金されないのです。

 

■短期一括返済
月1割で借りた場合、1ヶ月後に10万円を返さなくてはなりません。
8万5,000円しか手元に入らなかったのに、30日で1万5,000円上乗せして返す必要があります。
カードローンのように何回払いや月払い返済、リボルビング返済などの計画的な返済は基本的にできません。
短期間で耳を揃えて一括返済するのが基本ですので、返済条件などをよく確認しましょう。